お餅や求肥など
四季折々のうつろいを感じていただける上生菓子をご用意しております。熟練の職人が毎日1つ1つ愛情を込めて丁寧に作りあげます。機械化された物の多い現代で、人の手が作り上げる優しさを感じていただけます。焼印はひとつひとつ丁寧かつ素早く、全て職人の手で入れていきます。
煉切:白生あんに山の芋と砂糖を練り込んだもの
外郎:米粉に砂糖を加えて蒸したもの
金団:羊羹をそぼろ状にしてあん玉につけたもの
薯蕷:山の芋に砂糖、上用粉(米粉)を加えて蒸したもの
ハレの日には欠かせない薯蕷饅頭。慶事には紅と白を、弔事には黄と白をご用意させていただきます。
純白できめが細かく緻密な丹波産の山の芋を使用することで、ぱさつかず口当たりの良いもっちりとした食感に仕上がっています。
上質な国産の餅米と北海道産十勝小豆使用。お祝いの席に欠かせない逸品です。ふっくらの秘密は、手間を惜しまない二度蒸しにあります。
箕面市北部の止々呂美(とどろみ)地区では、百年以上前から柚子を特産品として育てていました。「柚果子(ゆかし)」はそんな止々呂美の柚子を贅沢に使用しました。
道明寺を入れたコシのある食感のお餅と、やわらかく炊いたあんに柚子皮をお入れしました。香り高くも野趣あふれる食感の風味豊かな餅菓子です。
大阪箕面・止々呂美地区の柚子は大粒で香りが強く、苦みが少なく甘みが強い。料亭でも使用されております。
北海道十勝小豆粒あんを甘さ控えめに炊き、やわらかく蒸しあげました。素材そのもののお味にこだわった、創業明治20年伝統の味。
一つ一つ大切に蒸し上げた後、表面を軽く焼き上げます。こだわりの"あん"は火を止めるタイミングが肝心です。炊きたての"あん"はやわらかく、冷めてからの見た目とは異なります。その塩梅(あんばい)をヘラですくった際に落ちるあんのしずくの形や速度で見極めて火を止めます。
製あん現場はいつもいい香りとともに大量の蒸気があがっています。過酷な労働に耐えるプロ精神が安定した品質を生み出します。
国産米の求肥(ぎゅうひ:やわらかいお餅)に、丹波種黒豆の甘露煮を7粒入れ、甘さを抑えた十勝小豆粒あんを包んだボリュームたっぷりの大福です。丹波の黒豆は成熟するまで長い時間をかけるので、丸く、大粒であり、皮がうすく実はもっちりと柔らかなのが特徴です。
こだわりの素材から生まれた秘伝の「もちもちたれ」。豊かな風味とすっきりとした甘さの特製たれに包まれただんごには江州米を使用。もっちりとした歯切れの良い食感で、たれとの相性も抜群です。
隠し味には濃厚な風味の天然羅臼昆布、深いコクとまろやかさが特徴の小豆島産天然醸造再仕込み醤油、古都・奈良に伝わる天然甘味料の米飴を使用。歳月をかけて丁寧に培われた素材を厳選しました。
米飴とは、米を麦芽で糖化した古来より伝承されている健康食品です。多糖類(純黒糖やてんさい糖など)に属する麦芽糖は、消化されるときにゆっくりと吸収され、身体に負担がかからないとされています。
秘伝のもちもちたれは独特のもっちりとした食感が特徴です。おだんごのコシとも好相性です。そのまま手でも食べていただけます。
平安時代より続く宮中行事「歯固めの儀式」にて用いられるお餅を簡略化したものが葩餅で、宮中のおせち料理の1つとして考えられています。
やわらかな羽二重餅で甘露煮したごぼうと上品な甘さの白味噌あんを、ひとつひとつはさんで仕上げました。
国産もち米のお餅に少しだけ黒糖を入れ、十勝小豆こしあんを包んでから、うぐいす粉をまぶして仕上げました。
※うぐいす粉・・・青大豆を炒ったきな粉です。
福々しいお多福を表した薯蕷饅頭です。国産山芋をすりおろした薯蕷生地で十勝小豆こしあんを包んで蒸し上げています。
紅白の求肥を玉子生地で包んだ、この時期だけのおめでたい調布(ちょうふ)です。
お多福の焼き印を押して仕上げました。
お彼岸期間にだけ製造するおはぎです。春分の日と秋分の日、それぞれ前後3日ずつを合わせた7日間をお彼岸と言いますが、髙山堂ではその彼岸の入から中日までの4日間販売をしております。
粒あん 北海道十勝小豆粒あんで滋賀県産餅米のお餅を包んでいます。
きなこ 滋賀県産餅米で北海道十勝小豆こしあんを包み、黒寿きな粉をまぶしています。
十勝小豆のこしあんと粒あんをそれぞれ、紅白の道明寺で包んだ関西風さくら餅です。ピンクのお餅にはこしあん、白いお餅には粒あんが入っています。関西風さくら餅の素材「道明寺」は大阪に今も実在するお寺の名前であり、そこで作られていた「糒(ほしいい)」が起源となり、今ではお寺の名前そのものが素材の名前になったものです。
よもぎを使った春の定番菓子です。かつては七草のひとつ、ハハコグサを使って作られていました。ただ、ハハコグサ(母子草)の入った餅を搗くのは縁起が悪いとのことからよもぎへ変わったと言われています。草餅によもぎが使われるようになった理由としては、よもぎは薬効に優れているため、桃の節句に女の子の健康を願って使われ始めたとも言われています。
丹波産山芋をすった薯蕷生地で、さくら風味の十勝小豆こしあんを包んで蒸し上げた薯蕷饅頭です。春らしく桜の花をのせました。
お花見の定番、花見だんごです。外郎(ういろう)で作られたもっちりとしたお団子は年齢を問わず人気です。
端午の節句で男の子の成長を願うかしわ餅です。かしわの葉は次の葉が出るまで枯れないことから、家計を絶やさない子孫繁栄の象徴とされています。
白いお餅にはこしあん、よもぎのお餅には粒あんを包んでおります。
端午の節句のもう一つのお菓子、ちまきです。元は茅(ちがや)の葉で巻かれていて、それには魔除けの効果があったそうです。今は笹の葉で外郎を巻いています。
5/3.4.5の限定販売です。(店舗により異なりますので、詳細は直接店舗へお問い合せくださいませ。)
カステラ生地でやわらかな求肥を包んだ調布は、程よい甘さと食感が年齢を問わず人気の一品です。
若鮎は夏の間様々な和菓子屋さんがつくられる、和菓子の中でも代表的なお菓子となりました。お店ごとにカタチや表情が違うことも魅力の一つです。
笹の葉でくるんだ水大福は、笹の葉の香りが移ったぷるんとしたお餅が特徴です。冷やしても固くならない特別な大福です。
十勝小豆こしあんに刻んだクルミを入れたクルミあんを、ぷるんとした食感の生地で包み、最後に黒寿きな粉をかけました。
食べる前によく冷やしてお召し上がりください。
クルミの食感がアクセントになって、ご好評いただいております。
6月30日は夏越の祓(なごしのはらえ)です。京都では6月、この『水無月』をいただきます。古来宮中では旧暦の6月に「氷の節句」と呼ばれる行事があり、氷室山に保存していた氷を取り寄せ口にして暑気払いをしていました。
ただ、大衆にとって氷は大変高価なものであったため、麦粉を練って氷を見立てて食べるようになったのが『水無月』のはじまりとされています。氷を見立てた三角の外郎(ういろう)生地に、特別な大納言納豆を散らして仕上げています。
7月7日の七夕の節句に合わせた限定のお菓子です。織姫と彦星をイメージして2種類の葛まんじゅうを作り、それを笹舟に浮かべました。ピンクの桃あんとあっさりとした小豆こしあんを包み仕上げています。少し冷やしてお召し上がりいただくとより一層美味しく召し上がっていただけます。
夏の土用に合わせてお作りする土用餅は、北海道産小豆こしあんと国産米のお餅で仕上げた上質なあんころ餅です。土用とは、春夏秋冬それぞれの季節の終わりの18日間のことをいいます。特に夏の土用には暑気払いとして土用餅(あんころ餅)をいただく習慣があります。
西宮は酒処として古くから有名です。日本盛の超特撰純米吟醸酒「惣花」を使用し、山芋を入れた薯蕷(じょうよ)生地で仕上げた酒まんじゅうです。十勝小豆こしあんを日本酒の香り漂う薯蕷(じょうよ)生地で包み、ふっくらもっちりと蒸し上げた贅沢な酒まんじゅうです。
紅白の求肥を玉子生地で包んだ、この時期だけのおめでたい調布(ちょうふ)です。「長寿」の焼き印を押して仕上げました。敬老の御祝いにも最適です。
国産米のこしのあるお餅に十勝小豆こしあんを巻いて里芋に見立てた関西風の月見だんごです。
毎年、十五夜の時期の2〜3日だけお作りし販売いたしております。ご予約は各店にて承っております。
愛らしいうさぎをかたどった薯蕷まんじゅうです。丹波産山芋をすってつくる薯蕷生地は風味と食感が良くご好評いただいております。丹波産山芋をすりおろした薯蕷生地で黄味あんを包んでいます。
国産米のふんわりしたお餅で、十勝小豆粒あんと一粒栗を包んだ大福です。栗は柔らかく甘露煮しているので、口の中でほろほろとほどけていきます。
やわらかいおもちで生チョコをやさしく包み込み、仕上げにココアパウダーをたっぷりと。しっとりやわらかな不思議な食感がクセになるお菓子です。使用しているチョコは「ピュアチョコレート」と「生クリーム」を原料としています。本格的な生チョコのコクのある風味と、マイルドでなめらかな口あたりがモチ・デ・ショコラの特色です。
信州・飯田で収穫され、加工された「市田柿」の干し柿に、上品な味わいの白あんを入れた、自然の香りいっぱいの創作和菓子です。最高級干し柿として名高い信州・市田柿を通常よりも早めに引き上げ、より柔らかな食感を残しました。ひとつひとつ手作業で大切に作られた、特別な方への贈り物に最適の、上質な一品です。長野県原産の「市田柿」は完全渋柿ですが、熟柿になれば、とても美味であることは良く知られています。 果肉は多くの果汁を含んでおり、また甘みも強いため、その干し柿はとても高品質な稀少品となっています。 飯田の干し柿の生産農家と契約し、直接仕入れをして、「市田柿」の干し柿を安定確保しています。
「つばき餅」は、道明寺で粒あんを包んだ餅菓子です。大変古くから伝わる菓子で、平安時代中期の小説「源氏物語」や「宇津保物語」にすでに登場しています。
さちのか、とよのか、あまおうなど、その時期に適したいちごを選りすぐり使用しています。十勝小豆粒あんでいちごを一粒包んだ、もはや説明不要の人気商品です。
新鮮な朝摘みいちごを使用し、一つ一つ職人が手づつみしております。
毎年ご好評いただいております、干支を愛らしく薯蕷饅頭で表現した縁起物のお菓子です。薯蕷のもっちりとした食感をお楽しみください。