2013年8月19日
la galerie 白の茶会
茨木のGLAN FABRIQUE内のギャラリー「la galerie」さんで開催中の陶芸作家・南繁樹さんの個展「南展」開催に合わせて、1日限りの茶会「白の茶会」にて主菓子をつくらせていただきました。
南繁樹さんの近年つくられている作品は「彫地紋」という緻密な彫跡を重ねた、非常に手のかかるうつわが多くあります。
今回はその新作を中心とした展示でしたので、私たちもその「彫地紋」を真っ白の薯蕷まんじゅうで表現しました。
立秋を過ぎたとはいえ日中は暑いですので、中にはさっぱりとした柚子あんと、この時期に実がなる棗(なつめ)の実を刻んだものを入れました。
菓銘は「霧(きり)げしき」。春は霞、秋は霧。薯蕷まんじゅうの白は釉薬をかけた陶器と違い、少しにごりのある白をしています。それを秋の霧に例え、さらに作家さんへのオマージュとして南繁樹さんのお名前「しげき」をもじって「げしき」とし、「霧げしき」という菓銘にいたしました。
GLAN FABRIQUEの河上さん、美味しいお抹茶を用意していただいた蓮池さん、そして陶芸作家の南さん、素敵な茶会をありがとうございました!
GLAN FABRIQUE:
ギャラリー「la galerie(ラ・ガルリ)」、カフェ「カフェ百花(もか)」を併設。
JR茨木駅より徒歩3分です。美味しい珈琲と自家製の季節のパフェやケーキ、アルコールもあります。オススメです。
http://glanfabrique.com/